眼科手術開業医の会とは?

本会は眼科の先進的医療を担う手術開業医のメンバーが集まり、情報交換と情報発信を行うための臨床医の会です。

21世紀に入って医療はめざましく発展いたしましたが、眼科医療の領域では「先進的な医療は大きな病院が担うべきもの」という概念は必ずしもあてはまりませんでした。大学病院などの基幹病院だけでなく、眼科手術を行う一部の開業医の中にも先進的な医療に取り組んで来たドクターがいました。そして、多くの眼科開業医がオピニオンリーダーとして学会などのフィールドに於いても多数活躍しています。
当会では、会員が当会主催の研究会やメーリングリストを通じた情報の交換を通じて、眼外科医としての技術に磨きをかけ、切磋琢磨しています。また、手術に携わる眼科開業医の立場から、患者様に向けた情報発信を行っております。

白内障とはどのような病気なのでしょうか?

白内障とはどのような病気なのでしょうか?

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眼球には,ものをよく見るために,ピントを合わせるための機能があります。これを担っているのが毛様体(もうようたい)というピント調節のための筋肉と,水晶体(すいしょうたい)と呼ばれる弾力性のある透明なレンズです。
そして水晶体の占める働きは非常に重要で,水晶体が年をとってくると弾力性が失われピントの調整ができなくなってきます。これがいわゆる老眼ですが,老化が更に進行すると,水晶体の中で透明度を保つための働きが悪くなります。このような機能の障害が起こり始めると,水晶体の中に濁った部分ができてします。このように,老化現象によって水晶体が濁ってくる状態が「老人生白内障」と呼ばれる病気です。
では白内障は,老化現象だけで起こってくるのでしょうか。水晶体の透明度を保つ働きが失われれば,すべて白内障がおこります。例えば,体の新陳代謝が阻害される肝臓病,糖尿病などの全身的な病気も中年以後の白内障の原因になります。また外傷(眼の怪我)などで,水晶体に傷がついた場合や,最近増加してきているアトピー性皮膚炎などでは若い方にも白内障がおこります。これらのほかにも,生まれつきの異常で白内障をもって生まれてくる先天性白内障の場合もあります。

では,白内障になると,どのようなことが起こってくるのでしょうか?

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